ステッピングモータの使いやすさとサーボモータの信頼性を備えたシステム
■脱調レス」と停止時の「微振動ゼロ」を実現
・位置検出センサにより,回転中はクローズドループ制御(サーボモータの制御),停止中はオープンループ制御(ステッピングモータの制御)に自動的に切り換わります。このため,ステッピングモータのような「脱調現象」や,サーボモータのような「ハンチング現象」はおきず,装置の低振動化と信頼性向上に貢献します。
■低速回転域」での「高トルク性」により位置決め時間を短縮
・低速回転域で高トルクを有するため,ショートストローク・ハイヒットレートの分野で位置決め時間の短縮化が図れます。また,通常のサーボモータよりも低速域での高トルク特性を持っており,システムサイズを小型化できます。
■最適な電流供給でモータ加熱の大幅カットと「低振動化」を実現
・負荷に応じて電流を最適に制御し,必要トルクに応じた必要最低限の電流をモータに供給するため,常時最大電流で駆動するステッピングシステムと比較し,モータ温度の上昇を大幅に削減しました。
また,ロータ位置を確認し,常に最適な励磁タイミングになるように制御し,余分な電流をモータに流さないよう制御することで,低振動化を実現。モータ発熱と振動の低減は高頻度な運転を可能にし,装置の高効率化・低消費電力化に貢献します。