・シェルアンドチューブタイプ熱交換器(多管式熱交換器)とは、シェル(胴体)に多数のチューブ(伝熱管)を収めた熱交換器の形状を表します。
・小さな空間の中で大きな伝熱面積を得られ、流体の圧力損失を小さく設計できます。
・低温から高温、低圧から高圧また、加熱・冷却・蒸発・凝縮全ての用途に適応できます。
・他の熱交換器と比べても信頼性が高く、油圧業界、化学関係でもっとも広く用いられています。
・基本的な構造は単純な為、メンテナンスも容易になっております。
【固定管板式】
管板が胴体に溶接されているため、胴側が高圧でも比較的容易に対応が可能です。
ただし、熱応力が大きい場合は伸縮継手が必要です。
管束が胴体から抜き出せないため、胴側の清掃はできません。
【遊動管板式】
胴体にボルト締めされた固定管板と熱応力に応じて動くことのできる遊動管板を持つ構造です。
管束は胴体から抜き出すことができるので胴側、管側とも清掃が可能です。
ただし、O-リングを使用しているため、高温仕様には不向きです。
共通仕様
シリーズ | SLシリーズ:FIN TUBE TYPE 清水用(固定管板式) XC2Kシリーズ:FIN TUBE TYPE 清水用(遊動管板式) |
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